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2022年6月3日

[情 報]一般の受講者も募集 応募は6月30日まで|建物から沖縄の歴史や文化を学ぶ

県建築士会は「第4期ヘリテージマネージャー養成講習会」の受講者を募集している。応募締め切りは6月30日(木)。建築士のほか、建物や歴史に興味を持つ一般市民から幅広く募る。定員30人。ヘリテージマネージャーは地域に眠る歴史文化遺産を見つけ、守り、まちづくりに生かす仕組みなどを考える建築の専門家のこと。講習会はその人材育成が目的で、文化財の価値を広く知ってもらおうと、前回から一般の受講も受け入れている。

講習内容は座学と県内に残る建築文化財での現地講習を通して、沖縄の歴史文化、遺産を守る手法などを学ぶ。講習日数は延べ15日、土曜午後の月2回程度を予定。期間は7月~来年3月。受講料は建築士会会員3万円、一般3万6千円。

座学では文化財保護の法制度、沖縄の住まいや建築様式の移り変わりなどを解説。現地講習は大宜味村旧役場、読谷村やちむんの里などを予定しており、建物が建てられた経緯や携わった職人の話、文化財を残す意義を解説する。講師は文化財の歴史的背景を知る有識者、文化財の再建や補修・補強工事などの保全に携わった技術者、まちづくりへ生かそうと働きかける行政職員や建築士らが務める。

前回受講者からは「建築の専門的な話ばかりかと思ったが、実際の建物を見ながら歴史が学べて楽しかった」「昔の写真が見られて興味深かった」などの声が寄せられた。

問い合わせ/県建築士会(電話=098・879・7727)。応募方法は同会ホームページで公開。



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