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2022年5月13日

[情 報]2022年3月の県内新設住宅着工総数|持ち家・分譲は回復続く

グラフ1.住宅着工の推移(県内)



【2022年3月の県内新設住宅着工数のポイント】
・今期も貸家は下げ幅が大きく、前年同月比33.9%減だった。一方で持ち家と分譲は好調。持ち家は前年比27.4%増、分譲は62.0%増だった。
・木造は5カ月連続で着工総数の2割を超えている。


国土交通省は4月28日、2022年3月分の新設住宅着工数を発表した。県内の総戸数は752戸で前年同月比2.9%増だった。

持ち家(建築主が自分で居住)の増加率が高く、戸数は265戸で前年比27.4%増だった。コロナ禍以前(2019年)の持ち家の県内月平均は243.5戸。これに遜色ない戸数で、順調に回復していることが分かる。

また、今期は分譲(建売など)の上げ幅も大きかった。230戸で前年比62.0%増。内訳はマンションが118戸で前年比181.0%増、一戸建てが112戸で前年比12.0%増だった。

一方で、貸家(賃貸目的で建築)は今期も大幅に減少。251戸で前年比33.9%減だった。不動産投資に対する各金融機関の融資が厳しくなっていることなども影響しているとみられる。


グラフ2.構造別着工数



構造別に見ると、最も多いのは鉄筋コンクリート造(RC造)が543戸で全体の72.2%だった。次いで木造が21.1%だった。5カ月連続で木造が2割を超えた。RC造よりコストの安い木造需要の高まりが見られる。

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