2022年3月4日
[情報]沖縄職業能力開発大学校・住居環境科|建材研究など成果を発表

沖縄職業能力開発大学校の住居環境科は2月25日、卒業研究の発表会を行った。
同科2年、20人の学生が発表。建築士やインテリアコーディネーターを目指す学生が多く、花ブロックや首里城正殿の軸組模型制作、ビーグ(い草)についてなど沖縄特有の建材の研究が目立った。
大石根幸都さん、小渡成海さん、北川双葉さんは、「クロトン設計(浦添市)」と共同で、沖縄型木造住宅の耐力壁について研究した。台風や豪雨が多い沖縄で木造住宅を建てるには「家を支える耐力壁の強度が重要」とし、斜めに補強材を入れた「筋交い」、水平に補強材を入れた「貫」、両方を入れた「併用タイプ」を研究。併用タイプが一番強度があり、「筋交いの2.4倍だった」と発表した。大石根さんは「研究を通して、木造の面白さに気付いた。手仕事で形が作れ、強度なども大きく変わるところが面白い」と話した。