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2021年12月31日

【情報】県建築士会がシンポジウム開催|復元のカギは「人材確保」



首里城とノートルダム大聖堂の復元を語る(左から)高良氏、岡橋氏、河野氏

県建築士会(金城傑会長)は那覇市のパレット市民劇場で12月18日、「那覇市市制100周年記念事業 文化遺産と復元」を開催。

同シンポには、琉球大学名誉教授の高良倉吉氏や、聖心女子大学准教授の岡橋純子氏、九州大学副学長の河野俊行氏などが登壇した。火災被害を受けた首里城とノートルダム大聖堂を題材に「復元」について話し合った。

岡橋氏は「復元は推測に基づいてはいけない。図面や模型、スケッチ、地元の人々の記憶も参考にして、守りつないでいくことが大切」と話した。

高良氏は「“令和の復元”のカギは、漆芸や大工など専門的な人材の確保。その点で、工芸を学ぶ県立芸大の存在は大きい。インターン的に復元にも携わってほしい」と期待を込めた。

河野氏は「復元が終わった後も、職人たちが生活できるシステムを作らなければならない」と話した。

そのほか、在那覇フランス名誉領事のジスラン・ムートン氏や同会の金城会長も特別登壇した。


 

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