2021年12月10日
[情 報]2021年10月の県内新設住宅着工総数|持ち家は回復基調続く

【2021年10月の県内新設住宅着工数のポイント】
・持ち家は275戸で前年同月比35.5%増。7カ月連続で前年を上回り、コロナ禍以前の戸数に戻っている。
・一方で貸家は350戸で前年比16.5%減。2019年の月平均768戸数と比べると半分以下。

国土交通省は11月30日、2021年10月分の新設住宅着工数を発表した。県内の総戸数は897戸で前年同月比8.9%減だった。
減少率が大きいのは、貸家(賃貸目的で建築)で、着工戸数は350戸、前年比16.5%減だった。
一方、持ち家(自分で居住)は、275戸で前年比35.5%増。2021年4月から7カ月連続で前年を上回っている。持ち家は、コロナ禍以前の数値に戻りつつある。分譲住宅(分譲マンションや建売)は271戸で前年比0.7%増だった。
全国的には、総戸数は前年比10.4%増で、持ち家は16.6%増、貸家は14.5%増、分譲は0.6%増と、いずれも前年を上回っている。第一生命経済研究所によると、「底堅い住宅需要に支えられて回復基調を継続している」と分析している。
構造別では、鉄筋コンクリート造が641戸と全体の71.5%を占めた。次いで木造が167戸で18.6%、鉄骨造が55戸で6.1%だった。