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2021年4月9日

[リビング通信]情報|2021年2月の県内新設住宅着工総数|前年15%下回り低水準続く

グラフ1:住宅着工の推移(沖縄県内)



グラフ2:構造別着工数


国土交通省は3月31日、2021年2月の新設住宅着工総数を発表した。

県内の総戸数は751戸で前年同月比15.0%減だった。新型コロナウイルスの影響で20年6月以降(21年1月を除く)、前年を下回り続けており、着工総数も右肩下がりの状況が続いている=グラフ1。

利用関係別に見ると、持ち家(自分で居住)が180戸で前年比7.7%減、貸家(賃貸目的で建築)が343戸で19.3%減だった。一方で分譲住宅(建て売りやマンションなど)は225戸で3.7%増だった。

貸家は大幅なマイナスが続いている。第一生命経済研究所によると「金融機関の融資スタンスの慎重化が続いている。目先も低水準での推移が続くとみられる」としている。

分譲住宅は、マンションが107戸で前年比14.4%減だったものの一戸建てが116戸で前年比31.8%増だった。

構造別に見ると、鉄筋コンクリート造が574戸で全体の76.4%を占めた。次いで木造が144戸で19.2%、コンクリートブロック造が23戸で3.1%となった=グラフ2。
 
【2021年2月の県内新設住宅着工数のポイント】
  • 総数は751件で前年同月に比べて15.0%減少した。
  • 新型コロナウイルスの影響を受け、着工数は右肩下がりが続いている。

 

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