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2021年2月19日

前年比3割減の低水準|2020年の県内新設住宅着工戸数

グラフ1:住宅着工の推移(沖縄県内)



 
【2020年12月の沖縄県内新設住宅着工数のポイント】
  • 総数は804戸で前年同月に比べて35.4%減。2020年6月から7カ月連続で前年同月を下回っている。
  • 建て方別では、一戸建てが304戸で前年同月比25.1%増だった。分譲一戸建てが114戸と前年の2倍以上の数だったことが押し上げた。

2010年~2020年の新設住宅着工戸数の推移(県内) ・2020年の新設住宅戸数は、前年比29.1%減と大きく減少した。 ・全国的には前年比9.9%減。県内はマイナス値が大きく、岩手県(前年比29.6%減)に次ぐ落ち込みとなった。 国土交通省は2020年の新設住宅着工戸数を発表した。県内の総数は1万703戸で前年比29.1%減となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響を色濃く受け、持ち家(自分で居住)が2338戸で前年比20.0%減、貸家(賃貸目的で建築)は5683戸で38.4%減、分譲(建売やマンションなど)は2204戸で21.0%減と、いずれも大きく減少したことから、リーマン・ショックの影響を受けた10年以来の少なさとなった。

全国の新設住宅着工戸数は81万5340戸で前年比9.9%減だった。沖縄は他県より減少率が大きく、岩手県の29.6%減に次いでワースト2位の落ち込みとなった。 分譲の内訳を見ると、マンションが990戸と前年比41.7%減、一戸建てが1170戸と前年比10.4%増だった。アパートや分譲マンションなどの減少が全体の戸数に影響したとみられる。

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