減少続くも一戸建ては増加|沖縄県内新設住宅着工総数(2020年12月)|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

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2021年2月12日

減少続くも一戸建ては増加|沖縄県内新設住宅着工総数(2020年12月)

グラフ1:住宅着工の推移(沖縄県内)



グラフ2:構造別着工数


国土交通省は1月29日、2020年12月の新設住宅着工数を発表した。

県内着工戸総数は804戸で前年同月比35.4%減だった=グラフ1。20年6月以降、7カ月連続で前年を下回っている。

持ち家(自分で居住)、貸家(賃貸目的で建築)、分譲住宅(建て売りやマンションなど)で前年比を下回った。いずれも4割近い減少幅だが、持ち家は2割以内で収まっている。第一生命研究所によると「住宅購入意欲の回復などから、住宅メーカー各社の受注動向は回復を見せており、持ち家の着工は目先持ち直し基調が続くだろう」としている。

だが、新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言が悪影響を与えると見られる。「受注から着工まで3カ月程度のラグがあることから4月ごろの持ち家の着工は下振れる可能性がある」と指摘する。

また、建て方別に見ると一戸建ての戸数が304戸で前年比25.1%増だった。分譲一戸建てが前年の倍以上の103%増となったことも要因とみられる。

構造別では、鉄筋コンクリート造が73.9%を占めた。次いで木造が18.7%だった=グラフ2。
 
【2020年12月の沖縄県内新設住宅着工数のポイント】
  • 総数は804戸で前年同月に比べて35.4%減。2020年6月から7カ月連続で前年同月を下回っている。
  • 建て方別では、一戸建てが304戸で前年同月比25.1%増だった。分譲一戸建てが114戸と前年の2倍以上の数だったことが押し上げた。

 

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