2020年7月10日
[情報]2020年5月県内新設住宅着工総数 1019戸 前年同月比44.1%増
今年6月末に発表された2020年5月の住宅着工統計(政府統計ポータルサイト「e-Stat」)によると、県内の新設住宅着工総数は1019戸で、前年同月の707戸に比べて44.1%増で、8カ月ぶりに前年同月を上回った=グラフ1の折れ線グラフ。
グラフ1.住宅着工の推移(県内)

利用関係別では、貸家535戸(60.7%増)は大きく上回り、持ち家184戸(18.7%増)と分譲住宅243戸(11.0%増)も上回った=グラフ1の棒グラフ。分譲住宅のうち、一戸建て住宅98戸(108.5%増)は大幅に前年同月を上回った一方で、マンション142戸(16.0%減)は下回った。
グラフ2.構造別着工数

構造別に構成比をみると、鉄筋コンクリート造765戸が全体の75.1%を占めた=グラフ2。次いで木造130戸(12.8%)、鉄骨造74戸(7.3%)、コンクリートブロック造46戸(4.5%)となっている。鉄骨造は前年同月13戸に比べて約5.5倍と、大きく上回った。
資金別では、民間資金による住宅774戸(前年同月12.0%増)、住宅金融支援機構住宅37戸(146.7%増)となった。公営住宅104戸は、今年4月(124戸)から100戸越えが続き、昨年平均24.5戸/月を大きく上回っている。
全国の新設住宅着工総数は6万3682戸で、前年同月比は12.3%減。11カ月連続で前年同月を下回っている。持ち家は1万9696戸で20.7%減と大きく下回った。