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2020年2月7日

[情報]JIA沖縄支部が住まいづくり講座 実例に興味津々 質疑も活発

(公社)日本建築家協会(JIA)沖縄支部が講師を務める「住まいづくり講座(主催・タイムスカルチャースクール)」の初回講座が2月1日、タイムスカルチャースクールで開かれた=下写真。「少人数で相互に意見交換できる場づくり」という講師側の思いもあり、12人の受講生で開講。



初回はハウスメーカー・工務店・設計事務所の違いや家づくりの進め方などについて伊良波朝義支部長が解説。「家づくりはまず、どんな場所に住むか、どんな暮らしがしたいか、予算はどれくらいかをイメージすること。完成見学会に足を運んだり、設計事務所のホームページを確認したりして、イメージに合ったところを探してみて」とアドバイスした。

「建物の構造は人に例えると骨と筋肉」と構造の違いなどについて解説したのは、構造設計一級建築士の末松信吾さん。「鉄筋コンクリートや木などいくつかの構造があって、『大きい窓をつくりたい』『台風に強い』など、何をしたいのか、何を解決したいのかで構造も変わる。メリット・デメリットを確認して決めて。また地盤はちゃんと調べて」と話した。

同講座は実例紹介や質疑の時間が取られているのが特徴。実際に家づくりを検討している受講生もいて、住宅設計の実例紹介に興味津々な様子で聞き入っていた。設計者との打ち合わせにどれくらいの期間を要するのかなど、家づくりに関する相談や疑問も活発に意見交換された。

次回以降は資金計画やインテリア、外構などの屋外計画、メンテナンスについて、専門家も招いて住まいに関する一連の知識を講義する。伊良波支部長は「来年度以降の開講も視野に入れて、いい住まいづくりに貢献できる講座にしたい」と話した。

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