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2020年1月17日

[情報]若狭公民館で防災キャンプ 楽しむことが考え行動する力に

那覇市若狭公民館(宮城潤館長)は、1月11日~12日に「なは防災キャンプ」を同館で開いた。これまで「楽しく防災に取り組む」をテーマにキャンプを通して防災活動を行っている。今回は5回目の開催で、避難所生活を想定した屋内での宿泊のほか、避難や避難所生活などで想定される課題を共有するワークショップ、支援活動団体の講演会も併せて行った。

キャンプには38人が集まり、子ども連れ家族も多く参加。持ち寄った食材で夕食を作り、各自準備した寝袋や段ボールで寝床を作って、公民館のホールに1泊した。市内在住、小学2年・4年の子どもを連れて参加した家族は今回が初参加。2年生の娘は「寝床を作るのが楽しかった」と話し、両親は「案内チラシには準備する物などは書かれていなかったが、寝袋や段ボール、食材などを持ち込んだ。キャンプ道具は避難所生活でも活用できるから今後そろえていきたい」と話した。40代男性は「仕事で一緒にいられないかもしれない中、家族が避難所でどのように生活することになるのかが見られてよかった」と話した。

キャンプ振り返り会の様子

宮城館長は「キャンプにすることで家族連れも参加してくれるようになり、楽しむことで自主的に考えて備える、行動する力につながると思う。これまでの活動を通して関連団体とのつながりも深まってきた。今回はワークショップや講演会もあって、防災の面が強くなったが、今後も“楽しい”防災キャンプを続けていきたい」と話した。


ワークショップは10テーマに分かれ、意見交換した



12日の講演を務めた藤澤健児さんは九州北部豪雨などの事例をもとに地域の連携の大切さを伝えた

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