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2018年3月23日更新

一気にやらず少しずつ|気になるコト調べます!㊱

8年前、新婚生活に胸を膨らませていた久米まりさん=右上写真=は、新居となる築40年余のアパートにがくぜんとした。「古いしボロボロ。台所には換気扇さえついていなかった」。「なんとかしたい」がDIYを始めたきっかけ。床や壁、家具や照明などをコツコツ製作。その様子を掲載したブログが大人気となった。今や全国の講演会に引っ張りだこの“DIYer”久米まりさんが3月17日と18日、メイクマン浦添本店でDIYを楽しむこつやアンティーク塗装などを説明した。

準備の手間省くヒントや塗装のコツを伝授

人気“DIYer”久米まりさんがメイクマンで講演


17日の講演会には約100人のDIY愛好家が集まった


知恵絞り準備を楽に

久米さんは「DIYリノベーションセミナー」の中で、「DIYは単なる節約ではない。既製品を買った方がキレイだし安くつくこともある」と話す。それでも自分でつくることは「未来をつくること。家族の顔を思い浮かべながらつくるから、その家にぴったりなもの、愛着があるものが出来上がる」と語る。

とはいえ、自ら動くというのはハードルが高い。久米さんは「確かに、準備や養生がちょっと大変かも。私は面倒くさがりやなので、そこをいかに省くか、楽にするかをいつも考えている」と語る。

例えば塗装。ある程度は塗ったものの、完成せず翌日以降に持ち越すときは、「使っていた刷毛をいちいち洗うのが面倒。私は、刷毛は洗わずラップでくるみ、ジッパー付きの密閉袋に入れて置いておく。すると翌日、すぐ使える」と話す。次の週末まで置いておく場合は「先の袋に入れた刷毛を、冷凍庫に入れちゃう。使うときは自然解凍させれば大丈夫」との裏技を伝授。

「完璧に、もしくは一気にやろうとせず、少しずつ楽しくやることが大事。作品を完成させた達成感が次の作品につながる」と説明した。


旅行ガイドブックがヒント

ここ数年人気の「アンティーク塗装」については、ドアに塗布する実演を交えて説明した。

まずは白い水性ペンキをドア全体に塗布。このとき「刷毛を使って細かいところを塗った後、ローラーで大きな面を塗ると失敗が少ない」と話す。ペンキが乾いたところでアンティーク加工用のペンキを塗る。「使い込まれた感じを出すには、アンティーク加工専用の硬い刷毛を使う。角や端にアンティーク加工用のペンキを塗ることで使い込まれた感じが出る」。

ペンキの量は刷毛の角のほうに少し付くくらいと、かなり少なめ。さらに、刷毛に取ったら「キッチンペーパーで若干拭きとってから塗っていく」。塗るよりはサッサッと「こする」ような感じでペンキを塗布することで、ドアの角や端がうっすら茶色になっていき、使い込まれた雰囲気に変身=写真。受講者は感心しきりだった。

最後には久米さんへの質問コーナーがあった。「つくりたいもの、つくりたい空間のアイデアはどこから得るのか」という質問には「私は旅行のガイドブックを見るのが大好き。好きな国のカフェや家を見て、DIYのイメージを頭にストックしている」と答えた。
 

アンティーク塗装のコツ


①床など、ペンキを付けたくないところを養生した後、細かい所を刷毛で塗る


②大きな面をローラーで塗っていく


③アンティーク加工用のペンキを専用の刷毛に取り、角や端を中心に、サッサッと払うように塗っていく


④完成! 久米さんは「使い込まれた感じを出すには、実際にどこから色が剥げていくかを考えましょう。このドアなら角や端から剥げていくので、そこを中心に加工した」とアドバイス。


久米さんのブログには、原状回復可能な賃貸リノベのヒントが満載!
http://magichappiness.blog.jp/


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編集/東江菜穂
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1681号・2018年3月23日紙面から掲載

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東江菜穂

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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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