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2020年6月26日更新

[お住まい拝見+]黒い枠で温泉旅館風

[お住まい拝見+]このコーナーでは、「お住まい拝見」や「こだわリノベ」といった巻頭企画で、掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介します。(紙面連載「今月の表紙から 2020年6月」より掲載)

黒い枠で温泉旅館風

古い集合住宅 白い床で広々|(有)国真住建/上間さん宅より


築30年以上のマンションを改装した上間さん宅。白い木目調の床材を全体的に使い、北欧風の家具が合うようにしていた。


モダンな温泉旅館のような和室。障子の枠などに使われた黒によって空間が引きしまって見える

一方、和室は、障子の枠や柱などを黒く塗装したり、縁のない琉球畳を単調にならないよう向きを変えながら並べたりと、趣ある空間。さらに、枝をイメージした装飾が印象的な障子は、造作の建具で、下部だけスライドさせて開けられる造りになっている。

夫人は「まるで温泉旅館のよう。誰かを泊めるのが楽しみ」とうれしそうに話した。


枝をイメージしたデザインの障子。上下にスライドさせて、下部だけ開けられる。外には広いバルコニーがあり、夫婦がガーデニングを始めた際には、花木を眺められる


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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1799号・2020年6月26日紙面「今月の表紙から 2020年6月」より掲載


 

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出嶋佳祐

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編集者
「週刊タイムス住宅新聞」の記事を書く。映画、落語、図書館、散歩、糖分、変な生き物をこよなく愛し、周囲にもダダ漏れ状態のはずなのに、名前を入力すると考えていることが分かるサイトで表示されるのは「秘」のみ。誰にも見つからないように隠しているのは能ある鷹のごとくいざというときに出す「爪」程度だが、これに関してはきっちり隠し通せており、自分でもその在り処は分からない。取材しながら爪探し中。

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