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2026年2月に発足した行政書士法人「シナジーアシスト」代表で行政書士の仲根佑亮さん(45)。(一社)全国幸せ相続計画ネットワークの一員として活動を平行しながら、「もめない相続」の実現を目指す。(編集部/伊波克朗)
行政書士法人シナジーアシスト代表・行政書士の仲根佑亮さん

なかね・ゆうすけ/1981年、那覇市出身。2015年に「(株)シナジープラス」に入社。26年2月に法人化し「行政書士法人シナジーアシスト」を設立。趣味はマラソン。出張先にもランニングシューズを持ち、周囲のランニングを楽しむ。
これまでの歩みは?
大学で法律の分野に興味を持ち、東京の司法書士法人で相続分野を専門に7年働きました。その後、沖縄に戻り、相続に特化したコンサルティング会社「シナジープラス」に入社。そこから行政書士の資格を取得し、遺言書の作成や死後事務委任、家族信託の手続きなどをしてきました。行政書士を選んだのは、法律で争うのではなく、困っている人を助けるのが自分の性に合っていると思ったからです。
2023年にシナジープラスが、「(一社)全国幸せ相続計画ネットワーク」を設立し、士業を中心に不動産・金融関係を含めた相続の専門家集団として北海道から沖縄まで活動しています。私は財産分割アドバイザー、特別相談員として全国各地で相談業務に従事しています。「相続についてどこに相談していいいか分からなかった」と困っている方も多く、やりがいを感じますね。
最近の相談の傾向は?
「親の相続について知りたい」と子から相談を受けることが多いです。近年、地価の高騰で支払う相続税は増え、金利の上昇によって収益物件を保有し続ける負担が大きくなる傾向があります。そのまま引き継いでしまうと、固定資産税や維持管理費ばかりがかかる「負動産」になる恐れもあります。
本人が元気な間は危機感がなく、セミナーに来ている方でも「まだ早い」と先延ばししているのが現状です。もめない相続を実現するために、資産の早めの整理や、方針づくりを支援しています。まずは親子で相談しに来てください。

2月7~8日に那覇市で開催された「おきなわ終活フェア」で来場者と面談をする仲根さん(右奥)
法人化した理由は?
これまでは個人事務所として「シナジープラス」に所属していました。ですが、自分に何かあった場合、業務が止まってしまう不安がありました。私たちの仕事は1日で終わるものではありません。継続してお客さまと関わり続ける体制づくりの一環として法人化を決めました。業務内容は特に変更ありません。これからも相談しやすい行政書士として、業務に取り組みます。
今後の目標は?
現在力を入れているのが、放置したまま昔から貸している土地(旧借地権)を所有している方々への支援です。資産としての流動性が低く借主(かりぬし)の権利が強いので、問題がある場合すぐに解決できないことが多いです。情報が必要な方に届く体制をつくり、「もめさせない相続」の専門家としての認知度を向上させるのが目標です。
定期的に講演会を開催 課題や最新の情報など周知

セミナーは40人以上参加。遺言や家族信託などについて講演した
(一社)全国幸せ相続計画ネットワークは3月20日(金)に相続専門家特別講演会「どうする?親の不動産~貸している土地/共有名義/築古アパート~もめない・困らない引き継ぎ方」を那覇市の沖縄県立博物館・美術館で開催した。仲根さんは第2部で、もめない相続のための遺言や家族信託について説明した。
お問い合わせ
行政書士法人シナジーアシスト
沖縄県中城村南上原1007
電話 098(963)6340
https://synergy-plus.group
毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」ひと
第2102号(2026年4月17日発行)より転載