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2021年8月27日更新

[お住まい拝見+]明るさ際立つコントラスト

[お住まい拝見+]このコーナーでは、「お住まい拝見」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介します。(紙面連載「今月の表紙から 2021年7・8月」より掲載)

明るさ際立つコントラスト

LDKは南東から入る光を花ブロックで抑え、室内外の明暗の差を和らげる。日中は照明いらず
LDKは南東から入る光を花ブロックで抑え、室内外の明暗の差を和らげる。日中は照明いらず



1859号「空気澄んで快適」
Kさん宅/松田まり子建築設計事務所

風を通して空気が澄み渡るKさん宅は、花ブロックといった沖縄特有の建材を使った省エネ住宅でもある。建築士は「沖縄の省エネ住宅は冷房だけでなく、照明と給湯のエネルギー削減も欠かせない」と話す。

日中の照明使用を抑えるため、Kさん宅では自然光を活用。外が明る過ぎると室内が暗く感じられるため、花ブロックで明かりを抑え、白い壁で拡散して室内外のコントラストを和らげる。これにより「普通に過ごす分には照明をつけずとも十分な明るさが確保できる」と建築士。

暗くなりがちな玄関は天窓で採光。差し込む光が白い壁に映り、「時間と共に変化する光が出迎えてくれる」と話した。
 

玄関は天窓で明るく。太陽が高くなるにつれて光が伸びる(上写真)。花瓶を置いて見せ場をつくることできれいに保つ意識を高める

玄関は天窓で明るく。太陽が高くなるにつれて光が伸びる(上写真)。花瓶を置いて見せ場をつくることできれいに保つ意識を高める

玄関は天窓で明るく。太陽が高くなるにつれて光が伸びる(上写真)。花瓶を置いて見せ場をつくることできれいに保つ意識を高める


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1860号・2021年8月27日紙面「今月の表紙から 2021年7・8月」より掲載

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