読了時間 約3分
沖縄県の那覇市曙にあるアウトドアショップ「燈人(ともしびと)」のスタッフ・與那嶺康貴さんが「アウトドア×減災(災害による被害を少しでも食い止めるような行動や取り組み)」をテーマに執筆。今回は、ペットの防災について紹介します。(文・写真/與那嶺康貴 アウトドアショップ「燈人」スタッフ)
ペットも同行避難
沖縄県は2026年3月、「ペット用の防災手帳」を作成し、ホームページで公開しています。犬用、猫用の2種類があり、ダウンロードして使うことができます。
◆「ペット用防災手帳」のダウンロードは、こちら
災害が起こったときにペットを守れるのは飼い主だけです。県では「避難する場合は、ペットと一緒に避難すること(同行避難)を基本」としてます。そのため、自身や家族の備えとともに、ペットのための備えも必要です。
県が公開している「ペットの防災手帳」には、ペットの基本的な情報や飼い主の連絡先、混合ワクチンの接種歴やかかりつけ動物病院などを記入することができます。
さらにペットの防災用品のチェック表などもあります。それによると、ペットフードや水は5日分以上、そして大好きなおやつやペットシーツ、排せつ物の処理用具、お気に入りのおもちゃなどを準備しておくことを勧めています。
沖縄県が公開した「ペットの防災手帳」

沖縄県のホームページから「ペットの防災手帳」がダウンロードできる。犬用・猫用があり、ペットや飼い主の情報、かかりつけの動物病院や服薬状況などを記入できるだけでなく、ペット用の防災用品のリストも記載されている
避難生活を見据えて
防災手帳とともに、「ペットの災害対策」のチラシも公開されています=画像。それによると、ワクチン接種や寄生虫の駆除など普段からの健康面チェック、鑑札・注射済票(犬)、迷子札、マイクロチップなどによる所有者明示などを呼び掛けています。

県ではペットの災害対策についてのチラシ(上画像)も公開していて、避難所生活を見据えたしつけなども呼びかけている
また、避難所生活を見据えて基本的なしつけや移動用のキャリーバッグやケージに入ることに慣れさせておくこと、人や動物、さまざまな音や物にならすトレーニングなども実施することを推奨しています。
4月から新しい年度になります。気持ちも新たに、防災グッズの見直しやローリングストックと合わせて、自身や家族の防災手帳の更新やペット用防災手帳の準備もしておきましょう。
本年度も引き続き防災、減災について発信していきます。少しでも皆さまのお役に立てたらうれしいです。一年間、よろしくお願いいたします。
執筆者プロフィル

よなみね・やすたか/沖縄ヤマハ内のキャンプギアコーナー「燈人(ともしびと)」スタッフ。
お問い合わせ
沖縄県那覇市曙1-8-10
電話 098(866)5365
https://sites.google.com/view/tomoshibito
毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」アウトドア×減災(35)
第2100号(2026年4月3日発行)より転載