住宅ローンの契約前、必ず支出の見直しを|住まいとお金

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低金利時代が終わり金利のある時代に突入。そうした時代に住宅取得を考える際、行うべきコト、注意したい点について、ファイナンシャルプランナーの慶田城裕さんが解説。今回は契約前に必ず行っておきたい「支出の見直し」について。(文・図表/慶田城裕 FP・有限会社ライブアップ代表)


住宅価格が高騰する沖縄で、ローンの契約前に必ず行いたい家計の見直し。沖縄県内の住宅価格は全国と比べても高騰が続き、5千万円を超える住宅ローンも珍しくない状況になっています。かつては最長35年が一般的だったローン期間も、現在では50年ローンが主流になりつつあります。人生で最も大きな買い物となる住宅。その後の生活を圧迫しないためには、ローン契約前に家計の支出を見直すことが欠かせません。

最優先は生命保険

住宅ローンには、万一の際に返済に充てられる団体信用生命保険(団信)が付帯しています。団信に加入することで既存の生命保険と保障が重複するケースが多く、不要な保障を減額・解約することで保険料を大幅に削減できる可能性があります。

近年は、「保険料率の改定」「非喫煙者割引・優良体割引」などにより、数年前より保険料が下がるケースも増えています。

さらに、働けなくなった場合に保険金が支払われる商品も登場しており、団信が適用されないケースでもローン返済や生活費の補填に活用できる点は大きな安心材料です。

家族全員で見直すことで、総額で数百万円規模の削減につながることもあります。

通信費は「家族単位」で

次に効果が大きいのが通信費です。

大手キャリアから格安プランへ切り替えることで、家族全員の通信費が半分以下になるケースも珍しくありません。固定費の中でも削減効果が分かりやすく、見直しの優先度は高い項目です。

一方で、食費や交際費などの変動費は削減が難しい分野です。

家計簿をつけていない家庭が多く、「何にいくら使っているのか」が把握できていないため、どこを減らすべきか判断できないという課題があります。

まずは支出の“見える化”から始めることで、無理のない削減ポイントが見えてきます。下表に書き込みながらチェックしてみましょう。

家計の健康診断の好機

住宅ローンは長期にわたる大きな負担です。だからこそ、契約前のタイミングで家計全体を見直すことが、その後の生活の安定につながります。

  • 生命保険の重複をなくす
  • 通信費を最適化する
  • 生活費を把握する

これらを行うことで、住宅取得後も無理のない家計運営が可能になります。

家計の見直しは、専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)に相談することで、より安心して進めることができます。ライフプランを一緒に作成することで、将来を見据えた返済計画も立てやすくなります。沖縄県内には多くのFPがいますが、「身近に相談できる人がいない」という方はお気軽にお声掛けください。

執筆者プロフィル

けだしろ・ゆたか。有限会社ライブアップ取締役。CFP®️ファイナンシャルプランナー。
電話 098(874)6339

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毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」住まいとお金(9)
第2108号(2026年5月29日発行)より転載