リフォーム
2015年4月10日更新
ひと部屋減らしてLDKに|快適リフォーム[1]
築40年以上になる平屋建てのFさん宅=名護市=は、ダイニング・キッチンと和室をつないでLDKにし、プレイルームを生かして改装した。キッチンから家中の様子が分かり、暮らしの変化にも対応できる住まいへと生まれ変わった。
Fさん宅 築40年 プレイルーム生かす
Fさん宅は以前、5DKだった。細かく仕切られていて狭く、使い勝手が悪かった。夫妻は「子ども3人のために室内を広く取り、キッチンから室内の様子が分かる造り」を要望した。リフォーム後
リフォーム前と同じ位置から見たLDK。夫人の好みで、内装はダークブラウンを基調に仕上げた。ランプシェードは夫人の父親が持っていた年代もの
リフォーム前
以前の和室。左奥はプレイルーム(CSハウジング提供)
そこでリフォーム会社は、元のダイニング・キッチンと和室の間にある壁を取り払い、LDKに変更。キッチンを、壁際からリビング・ダイニングと向き合う形に配置し直した。そうすることで、キッチンからプレイルームや和室を見渡せ、それ以外の場所からも声や足音が聞き取れるようにした。
リフォーム後
リビング・ダイニングから見たプレイルーム。屋根の勾配はそのままに天井、壁や床、照明を一新。現在は子どもが小さいので、ワンルームで使っている
リフォーム前
掃き出し窓が並ぶ
12畳のプレイルームは内装のみ一新。子どもが小さいうちは遊び場として、大きくなれば仕切って二部屋にと、柔軟に使えるようにした。
「子どもたちは室内をぐるぐる走り回っています。思い切り遊べる家になって良かった」。Fさん夫妻は満足げだった。
外観。雨漏りを防ぐため、セメント瓦の屋根を防水塗装した。外壁も塗り直した
DATA
家族構成 :夫婦、子ども3人
施工面積 :97.62平方メートル(29.53坪)
躯体構造 :混構造(木造+コンクリートブロック造)
築 年 数:40年以上
工 期 :3カ月
設計・施工:(株)CSハウジング(電話=0980-53-7236)
編 集/我那覇宗貴
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「快適リフォーム<1>」第1527号・2015年4月10日紙面から掲載