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2021年10月29日更新

沖縄|【ひと】建物の除カビ・防カビ|比嘉 辰美 さん|(株)エルイズビー代表取締役

2015年の創業以来、建物のカビ除去、防止対策を専門に扱う(株)エルイズビー。代表取締役の比嘉辰美さん(57)は、「カビは人の健康にも影響する。クリーンで安心できる住みよい環境づくりに貢献したい」と語る。

安心で住みよい環境を



比嘉 辰美さん

(株)エルイズビー代表取締役



-事業を始めたきっかけは?

自宅の吹き抜けの壁にカビが発生し、除去で悩んだことです。

どうしたらいいか悩んでいたのですが、県外の専門機関のことを知り、訪問しました。そこでカビが健康被害につながっていることやカビ発生のメカニズム、除去法を学び、実際に自宅で施工してみたんです。人に優しい薬剤を使って大きな効果が出るのでとても驚きました。

沖縄は高温多湿でカビが生えやすく、悩んでいる人が多い。長年、米軍基地の施設管理に携わってきましたが、残りの人生は社会の役に立ちたいと50歳で退職、カビ対策専門会社を起業しました。

-心掛けていることは?

当社はカビを除去するだけでなく、コーティングでカビを防止、再発を防ぐためのアドバイスもしています。ポイントは、換気や除湿、光を入れること、こまめに掃除することなどです。

あるお客さまは「高齢の親のせきがひどくて病院で検査したら、肺からカビ菌が検出された」と言って、施工を依頼されました。約3カ月後、体調が改善したと連絡をいただいたときは、とてもうれしく、やりがいを感じました。

-今後の目標は?
初心を忘れず、カビのない安心で住みよい環境づくりのお手伝いをしていきたい。

これまで個人住宅や賃貸住宅をはじめ、公共施設、福祉施設、病院、宿舎など多くの建物を施工させていただきましたが、カビの状態はさまざま。そのため、どんな現場も無料で調査・見積もりをし、万全の体制を整えて施工しています。建物のカビのことなら気軽に相談してください。

社員と楽しく健康づくり
ウオーキングやランチで

公園でウオーキングをするエルイズビーの社員ら

「社員も健康であってほしいし、楽しい職場にしたい」と話す比嘉代表。スケジュールに余裕がある日は、会社の近くにある公園でウオーキングをしたり、琉球八社と呼ばれる神社を巡ったりして、1日8千歩を目標に歩いている。

他にも、社員で野菜を積極的に使ったランチを手作りするなど、健康づくりに取り組む。「4月から始めていますが、チームワークや、何事も自発的にやる雰囲気につながっています。高層階の現場でも階段の上り下りが楽になったという声もあります」と笑顔。「社員とその家族も私にとって大切な家族のような存在」と話す比嘉社長の言葉に、社員もほほ笑みながら耳を傾けていた。

〈プロフィル〉ひが・たつみ/1964年、宜野湾市出身。米軍施設の維持管理に携わっていたが、50歳で退職し、2015年、カビ対策専門会社を設立。20年、「株式会社エルイズビー」へ商号変更。趣味はウオーキングと音楽。友人と組むバンドではギターを担当している。◆(株)エルイズビー 中城村字泊537-2 電話098・988・0389第1867号・2021年10月14日紙面から掲載
 


第1869号・2021年10月29日紙面から掲載

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出嶋佳祐

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編集者
「週刊タイムス住宅新聞」の記事を書く。映画、落語、図書館、散歩、糖分、変な生き物をこよなく愛し、周囲にもダダ漏れ状態のはずなのに、名前を入力すると考えていることが分かるサイトで表示されるのは「秘」のみ。誰にも見つからないように隠しているのは能ある鷹のごとくいざというときに出す「爪」程度だが、これに関してはきっちり隠し通せており、自分でもその在り処は分からない。取材しながら爪探し中。

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