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ハウスクリーニングを行う、株式会社サンジュの国場悠一郎さんが、さまざまな場所・モノのお掃除術を紹介。今回は、空気清浄機・加湿器・こたつ・電気ストーブの正しい“しまい掃除”のポイントを、プロの視点で分かりやすく紹介します。(監修/国場悠一郎 株式会社サンジュ・ハウスクリーニング部門担当)
4月に入り、暖かい日が続くようになりました。暖房機器はほとんど使わなくなり、加湿器やこたつ、電気ストーブなど、冬の間に大活躍してくれた家電も、そろそろ役目を終える時期です。
しかし、オフシーズンだからといって何もせずにそのまま押し入れやクローゼットへしまうのは要注意。実は「しまう前」のひと手間こそが、来シーズンの快適さと家電の寿命を大きく左右します。
冬のあいだにたまったホコリや水あか、皮脂汚れを放置すると、カビや嫌なニオイの原因になるだけでなく、性能低下や故障にもつながります。特に水を扱う加湿器や、ホコリがたまりやすい空気清浄機、ヒーター類は注意が必要です。
家電ごとの手入れ方としまい方は、こちらを参考に。
最優先すべきは完全乾燥
冬家電を長持ちさせるためには、「しまい方」がとても重要です。
最優先したいのは完全乾燥。掃除後は風通しの良い場所で半日~1日置き、内部までしっかり乾かします。湿気が残ったまま収納すると、カビやサビ、嫌なニオイの原因になります。
次にコードの扱い方。本体にきつく巻き付けるのは断線の原因になるため避けましょう。ゆるく大きな輪を作り、付属の結束バンドや紐で軽くまとめるのが理想です。
そして意外と大切なのが説明書の保管。フィルターの交換時期や次回使用前の準備方法が記載されています。本体の箱や収納ケースに一緒に入れておくと安心です。
家電は“使う時”より“しまう時”が肝心。春のひと手間が、次の冬の快適さにつながります。感謝の気持ちを込めて、丁寧に締めくくりましょう。
加湿器のカルキ・カビをリセット
加湿器は水を扱うため、水道水に含まれるカルキ(白い固まり)がたまりやすい家電です。

①タンクの洗浄
水1リットルに対しクエン酸小さじ1を溶かし、タンクに入れて1時間ほどつけ置き。よくすすぎます。
②本体内部の掃除
取り外せるパーツは同様にクエン酸水へ。フィルターは優しく押し洗いを。
③完全乾燥が最重要
内部に水分が残るとカビの原因になります。分解できる部分はすべて外し、丸1日しっかり乾燥させましょう。乾燥不足のまま収納するのが、来季の“カビ臭”トラブルの一番の原因です。
電気ストーブは、ホコリによる火災予防が最優先
冬シーズンを暖かくしてくれた電気ストーブ。内部にホコリがたまったまま使用すると、焦げ臭や煙、最悪の場合は発火の原因になることもあります。
ホコリや汚れが付着したまま押し入れにしまうと、ホコリが固まってしまい、いざ必要となった時に掃除をしてからでないと使えないなど手間が増えてしまいます。次冬に気持ちよくスムーズに使えるようにするためにも、しまうタイミングできれいにしてしまいましょう。

①必ずコンセントを抜く
完全に冷えていることを確認してから作業します。
②外側の網・吸気口のホコリ除去
掃除機で優しく吸い取りましょう。細かい部分は柔らかいブラシでかき出します。
③本体の拭き掃除
固く絞った布で外側のみ拭き取り。内部に水分が入らないよう注意してください。分解は無理に行わず、内部清掃が必要な場合はメーカーや専門業者へ相談を。完全に乾いた状態で収納することが鉄則です。
こたつは「布団」がポイント
こたつは一見きれいに見えても、布団には冬のあいだに蓄積した皮脂汚れや食べこぼし、飲み物のシミ、ホコリなどが多く付着しています。そのまま収納すると、カビや嫌なニオイ、ダニ発生の原因になるため、しまう前のリセットが大切です。

①布団の洗濯・クリーニング
まず洗濯表示を確認します。自宅で洗えるものはしっかり洗濯を。サイズが大きいものや中綿入りタイプは、無理をせずクリーニングに出すのがおすすめです。
②天板・本体の拭き掃除
中性洗剤を薄めた布で天板を拭きます。手あかがつきやすい縁や、意外と汚れている裏面も忘れずにきれいにしましょう。
③ヒーター部分のホコリ除去
必ず電源プラグを抜いてから、掃除機でヒーター部分のホコリを丁寧に吸い取ります。
最後に、布団は完全に乾燥させてから防虫剤を入れ、湿気の少ない場所へ保管することが長持ちのコツです。
監修者プロフィル

こくば・ゆういちろう/株式会社サンジュで、ハウスクリーニング部門を担当。同社ではハウスクリーニングのほか料理などの家事代行業や庭掃除事業も行う。
お問い合わせ
株式会社サンジュ
電話 0120(547)252
https://sunju-okicaji.com/hp/
毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」プロが伝授 おそうじ術(25)
第2105号(2026年4月10日発行)より転載