夏の寝具の手入れ 汗と湿気対策がカギ|プロが伝授 おそうじ術

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ハウスクリーニングを行う、株式会社サンジュの国場悠一郎さんが、さまざまな場所・モノのお掃除術を紹介。今回は、夏こそ気を付けたい寝具の掃除と、清潔な状態を保つ手入れのポイントを解説する。(監修/国場悠一郎 株式会社サンジュ・ハウスクリーニング部門担当)

一晩でコップ1杯の汗

沖縄の夏は、高温多湿で寝苦しい夜が続きます。エアコンをつけていても寝ている間にはたくさんの汗をかき、朝起きると敷きパッドや枕が汗でじんわり湿っているという経験がある方も多いのではないでしょうか。

実は、人は一晩でコップ1杯分ほどの汗をかくと言われています。その汗が毎日少しずつ寝具に蓄積されることで、雑菌やダニが繁殖しやすくなり、嫌なニオイやカビの原因になることがあります。「シーツは洗っているけれど、マットレスや枕はほとんど手入れをしていない」。そんなご家庭も少なくありません。

夏の寝具はたくさんの汗を吸い、雑菌やダニが繁殖しやすい

湿度で湿気残りやすく

寝具の汚れは、見た目では分かりにくいのが特徴です。

寝ている間には汗だけでなく「皮脂・フケ・髪の毛・ホコリ」などが毎日少しずつ蓄積されています。

特に沖縄は湿度が高く、汗が乾きにくいため、寝具の内部に湿気が残りやすい環境です。湿った状態が続くと、雑菌の繁殖、ダニの増加、カビの発生、寝具のニオイにつながることがあります。

また、マットレスを敷きっぱなしにしていると、裏側に湿気がたまり、気付かないうちに床や畳までカビが発生してしまうケースもあります。見えない汚れだからこそ、定期的なお手入れが大切です。

週1で洗濯、風通し

毎日完璧に掃除する必要はありません。ポイントは「汗をためないこと」と「湿気を逃がすこと」「定期的に乾燥させること」の三つです。

〈敷きパッド・シーツ〉
汗をたくさん吸収する敷きパッドやシーツは、できれば週に1回を目安に洗濯。しっかり乾燥させてから使いましょう。

〈枕・枕カバー〉
枕カバーもシーツ同様に洗濯するのがおすすめ。枕本体も表示に従い定期的に洗濯しましょう。洗えない枕は、風通しの良い日陰で陰干しするだけでも湿気対策になります。

〈マットレス・敷布団〉
最も忘れがちなのがマットレスです。敷きっぱなしにせず、週に1~2回は立て掛けたり、裏返したりして風を通しましょう。

ベッドの場合でもマットレスの上に湿気が残るため、シーツ交換のタイミングで立て掛けておくと長持ちします。

寝具を長持ちさせるには

①朝起きたらすぐ布団をたたまない
寝起き直後は汗が残っています。30分~1時間ほどそのままにして湿気を逃がしてから整えると、寝具が乾きやすくなります。

②除湿シートを活用
マットレスや敷布団の下に除湿シートを敷くだけで湿気対策になります。繰り返し使えるタイプも多く、カビ予防にも効果的です。

③天気の良い日は陰干し
直射日光で長時間干すと素材によっては傷むことがあります。風通しの良い場所で陰干しするだけでも十分湿気を逃がすことができます。

④エアコンの除湿運転活用
沖縄の夏は湿度が高いため、室内の湿気を下げるだけでも寝具の乾燥を助けてくれます。特に雨の日や台風シーズンは除湿運転がおすすめです。

ただ、真夏にエアコンのタイマーが切れるなどして、室温が28度以上になってしまっている場合に関しては、除湿よりも冷房の方が効果的なので、状況に応じて使い分けていきましょう。


毎日のちょっとしたお手入れを続けるだけで、寝心地も良くなり、寝具も長持ちします。ぜひ今回紹介した方法を参考に、沖縄の暑い夏でも気持ちよく眠れる清潔な寝室づくりを実践してみてください。

敷きパッド・シーツ/洗ってしっかり乾燥

夏は汗をたくさん吸収するため、できれば週に1回を目安に洗濯を。しっかり乾燥させ、生乾きの状態で使用しないことがポイント。

枕・枕カバー/本体も洗うか陰干し

枕カバーは週1回程度、洗濯するのがおすすめ。丸洗いできる枕は洗い、できない枕は陰干しを。

マットレス・敷布団/風を通しホコリ吸い取る

週に1~2回は立て掛けたり裏返したりして風通しを。ベッドの場合も定期的にマットレスを立て掛けておくと長持ちする。掃除機で表面のホコリを吸い取るのも効果的。

監修者プロフィル

こくば・ゆういちろう/株式会社サンジュで、ハウスクリーニング部門を担当。同社ではハウスクリーニングのほか料理などの家事代行業や庭掃除事業も行う。

お問い合わせ

株式会社サンジュ
電話 0120(547)252
https://sunju-okicaji.com/hp/


毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」プロが伝授 おそうじ術(29)
第2119号(2026年8月14日発行)より転載