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沖縄県の那覇市曙にあるアウトドアショップ「燈人(ともしびと)」のスタッフ・與那嶺康貴さんが「アウトドア×減災(災害による被害を少しでも食い止めるような行動や取り組み)」をテーマに執筆。今回は「マイ・タイムライン」という防災行動を可視化するツールを紹介します。(文・写真/與那嶺康貴 アウトドアショップ「燈人」スタッフ)
「逃げ遅れゼロ」を目指し
今回は最近知った「マイ・タイムライン」という考え方について紹介します。
マイ・タイムラインとは個々人が、いざというとき、どう動くべきか、道すじを分かりやすく表示した「地図」のようなものと言えます。2015年に発生した関東・東北豪雨で、避難の遅れや避難者の孤立が発生したことから「逃げ遅れゼロ」を目指して開発されました。事前に、住民一人一人の単位で「いつ」「何をするのか」という防災行動を時系列的に整理して可視化しておき、洪水のような進行型災害から自分と家族の命を守ろう、というツールです。
マイ・タイムラインは、「知る」「気付く」「考える」の三つのステップで検討していきます。
まずは自宅や職場のある市町村や自治体が発信しているハザードマップをチェックして、起こりうる水害リスクを「知る」ことからスタートします。
そしてその水害リスクに対し、避難行動を難しくする課題を洗い出してみましょう。例えば小さな子どもとペットがいる家庭。夫が仕事で不在のときに、近くの川が氾濫したら? こうした避難時の問題点を、事前に「気付く」ことが大切です。
その上で、具体的な行動を考えます。どんな避難行動を、どのタイミングで取るべきか。先の気付きも合わせて考えると、事前にペット受け入れ可能な避難場所を探しておき、早めに移動する必要があります。
避難行動を事前に考えることは、急な判断が迫られる災害時に役立つはずです。それを家族や周りの人とも共有しておくと、より安心です。
ネットで作成も
「マイ・タイムライン」の作成シートをダウンロードできる市町村もあります。
私の職場のある那覇市のホームページでも「マイ・タイムライン作成シート」が公開されていました。

那覇市の「マイ・タイムライン作成シート」 那覇市のホームページからダウンロードした「マイ・タイムライン作成シート」です。警戒レベルに沿って家族の避難行動を書くことができます。また家族の連絡先や必要なものなども合わせて記入できるようになっています
ほかにもパソコンやタブレットで作成できる「そんぽデジタル・マイ・タイムライン」(一般社団法人 日本損害保険協会)も分かりやすくてとても便利です。「そんぽ防災Web」から見ることができます。
昨今、集中豪雨や台風などの水害が全国的に多発しています。まずはお住まいの地域や職場・学校のある場所の水害リスクを確認して、マイ・タイムラインを作成してみてはいかがでしょうか。
執筆者プロフィル

よなみね・やすたか/沖縄ヤマハ内のキャンプギアコーナー「燈人(ともしびと)」スタッフ。
お問い合わせ
沖縄県那覇市曙1-8-10
電話 098(866)5365
https://sites.google.com/view/tomoshibito
毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」アウトドア×減災(40)
第2122号(2026年9月4日発行)より転載