【沖縄】慣れさせるため普段使い|ねこと暮らそう[15]|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

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2021年6月18日更新

【沖縄】慣れさせるため普段使い|ねこと暮らそう[15]

文・写真 田場正親
たば・まさちか/猫や犬の殺処分数や、飼育できる物件の少なさに衝撃を受け、「足りないのは愛情よりシステム(部屋)」を合言葉に、猫専用アパート「まやちぐら」を夫婦でゼロから作っちゃった猫好きな人。犬も好き。

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キャリーケースに入れる
 

ペットの飼い主なら誰もが予防接種などで動物病院に足を運んだことがあると思います。しかし毎回「キャリーケースに入ってもらう」という難関が待ち受けますよね。考えるだけで憂鬱(ゆううつ)になる方もいるのでは?(笑)

わが家の猫の場合、「のす」は割とすぐ入ってくれるんですが、「ビビ」は初めての病院の時からもう完全にダメになりました…その名の通りビビりな性格。

猫によってキャリーに対する反応はさまざまです。暴れたり鳴き続けたり、普段はおとなしい性格でもキャリーに入ると騒ぎだすなど、どうなるか毎回読めないことも飼い主さんが不安になる要因です。

小さい頃から慣らすことで、わが家の愛猫「のす」のようにキャリーを怖がらない子もいる。キャリーの中に入れたらすかさずエサを与えるなど、「中に入ると良いことがある」と思わせるしつけも一つの手


インテリアの一部として

猫は変化を嫌います。知らないものやニオイ、場所など、慣れないものに対して警戒心が強いため、たまに現れるキャリーは猫にとってなかなかコワいものでしょう。その上、入ったが最後、閉じ込められて病院に連れて行かれ、知らない人にたくさん触られるんだから、うなずけます。

とはいえ急な通院やおでかけ、災害など、もしもの時にスムーズに入ってもらうためには少しでも慣れてくれた方がいいですよね。

キャリーに慣らす方法として、普段から猫の生活エリアにキャリーを置いて、自由に出入りできる状態でインテリアの一部にしてみてはいかがでしょうか? 例えばキャットタワーの隣などに設置し、遊びの中で自然と入る環境にするような感じです。小さい頃から始めるとより良いと思います。

キャリーの中に猫自身のニオイがついたお気に入りのタオルやぬいぐるみなどを入れて落ち着かせたり、ご飯を食べる場所として設置するのも良いですね。

猫にとってキャリー=病院ではなく、安心できる場所という認識に変えてあげることが大事なのかなと思います。

猫の生活スペースにキャリーケースを常設しておくことで、警戒心が減っていくこともある

形や素材もさまざま

今使っているキャリーでは一向に慣れる気配がないですよ~という場合には、思い切って買い替えることも視野に入れてみては?

キャリーの形・サイズ・素材もさまざまで、スタンダードなプラスチック製の頑丈なものや、普段は猫ベッドとしても使えるもの、外が見えて安心できるメッシュ素材のバッグやリュックなど、かなり種類が豊富になってきています。猫の性格や頭数、体の大きさ、重さなどいろいろな角度で考えながら合いそうなものをチョイスしてみてください。

そして病院に行く時まで大事にしまっておくのではなく、猫が慣れるよう取り組んでみてくださいね!
 

文・写真 田場正親
たば・まさちか/猫や犬の殺処分数や、飼育できる物件の少なさに衝撃を受け、「足りないのは愛情よりシステム(部屋)」を合言葉に、猫専用アパート「まやちぐら」を夫婦でゼロから作っちゃった猫好きな人。犬も好き。
 

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1850号・2021年6月18日紙面から掲載

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