沖縄県の那覇市曙にあるアウトドアショップ「燈人(ともしびと)」のスタッフ・與那嶺康貴さんが「アウトドア×減災(災害による被害を少しでも食い止めるような行動や取り組み)」をテーマに執筆。今回は6月の「歯と口の健康週間」にちなみ、災害時の口腔(こうくう)ケアに役立つアイテムを紹介します。(文・写真/與那嶺康貴 アウトドアショップ「燈人」スタッフ)
多彩な口腔ケアグッズ 自分に合うものを準備

携帯に便利なものだけでなく、水なしでも使える口腔ケア製品もたくさんありました。歯みがきティッシュや歯みがきタブレット、マウスウォッシュなどなど。普段使いして使用感を確認しようと思います‼
普段使いし使用感確認
6月4日~10日は厚生労働省などが定める「歯と口の健康週間」でした。今回は「口腔ケア」の備えについて紹介します。
口腔ケアが健康維持になるのはもちろんですが、避難場所など非日常空間にいる時こそ、歯磨きなどいつもと変わらない行動をとることは心の安定につながるようです。
使う人や被災時の環境によって口腔ケアの方法は多様ですので、この記事を参考に、自分に合いそうなものをチェックしてみてください。
また、いざという時に使えなかったり、合わなかったりすることがないよう、普段使いして、使用感を確認することをお勧めします。
①歯ブラシ・歯磨き粉(ペーストタイプ)
災害時も水が使える環境であれば、普段と同じ口腔ケアを心がけましょう。持ち運びしやすく個別で保管できる「トラベルセット」はおすすめです。コップは、繰り返し使えて割れにくいものが便利です。今回見つけた携帯用シリコーンコップは、コンパクトで組み立てる必要もなく、薄くて軽いのが良いと思いました。

無印良品で見つけたシリコーンコップ。薄くて軽くて丈夫。人気の商品のようです
②歯間ブラシ、デンタルフロス
歯磨きができない状況でも歯垢(しこう)を取り除くことができて携帯性も高いです。使い捨てのため水洗い不要なところも◎。ただし、使用には「慣れ」が必要です。
③液体歯磨き(デンタルリンス)
液体タイプの歯磨き剤です。上下水が使えない時にも口全体を洗浄・殺菌できて重宝。ブラッシング前に使い、水でのすすぎは不要です。刺激が強い製品もあるので、自分に合うか使用感を確認しておきましょう。コンパクトな携帯用の製品もあります。
④歯磨きタブレット
噛(か)むと泡立つタブレットです。水がなくても口腔内を清潔に保てます。歯磨き粉としてだけでなく、マウスウォッシュとしても使えます。最近はいろいろなフレーバー(香料)がありますので、事前に使ってみてお気に入りを準備しておきましょう。
⑤口腔用ウエットティッシュ
歯や歯茎、舌の汚れを拭き取れます。断水時やブラッシングできない時にも使用可能です。刺激が少ないノンアルコールもありますので、うがいができない小さなお子様やご高齢の方にもお勧めです。
これらの製品は少し大きめのショッピングセンターやドラッグストアなどで販売されていました。
災害時、衛生を保つアイテムは大切ですが、意外と口腔ケアにまつわるアイテムは忘れられがちです。ぜひこの機会に、お手持ちの防災グッズに追加してはいかがでしょうか?
執筆者プロフィル

よなみね・やすたか/沖縄ヤマハ内のキャンプギアコーナー「燈人(ともしびと)」スタッフ。
お問い合わせ
沖縄県那覇市曙1-8-10
電話 098(866)5365
https://sites.google.com/view/tomoshibito
毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」アウトドア×減災(37)
第2110号(2026年6月12日発行)より転載