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色とりどりの花が咲き誇り、緑が輝く上原ミツ子さん宅の庭。本格的に庭造りを始めたのは、キク農家を引退した75歳のころ。もともと花のプロだったのにもかかわらず、今も本や動画での情報収集にいそしむ、探究心旺盛な86歳だ。(編集部/東江菜穂)
上原ミツ子さん宅(沖縄県糸満市)

花や緑がいっぱいの庭。上原さんは毎朝、一つ一つの植物に目を配り、水やりや肥料を与え、虫や草取りなどをしている(写真はすべて2026年6月24日撮影)

花だけでなく、クロトンなどのカラーリーフも彩りを添える。「花が少ない時期に、クロトンは重宝」と上原さん
「カーメン君」を見てメモ
「カーメン君の動画がジョートー。参考にしたら花がいっぱい咲くようになったさー」。カーメン君とは園芸系の人気ユーチューバー。上原さん愛用のタブレットで動画を流し「見るだけだと忘れてしまうから、メモを取るわけ」とカレンダーの裏を活用した〝虎の巻〟を披露してくれた。「マーガレット 毎日水をかけると根がはりにくい」「ハイビスカス サシ木するときはカヌマ土小粒。根が出たらポットに」など手書きのイラストとともにびっしり記されている。
学んだことは日々実践。「寝る前に、『明日はあれをやってみよう』と考えるとワクワクする。夏場は朝5時から起きて庭に出ているよ」と楽しそうに語る。


(左写真)愛用のタブレットを手にする上原さん「カーメン君の動画がジョートー!」
(右写真)ユーチューブや本などで園芸の情報を収集。実践したいことはメモを取る
土作りから始めようやく形に
花壇や小道もDIY
土づくりから始めて、季節や日当たりに合った花の苗を植え、元気がなければ肥料を与え、まめに虫や雑草を取り除き、手塩に掛けて育ててきた。
上原さんの愛情をたっぷり受けた庭はカラフルでにぎやか。ベゴニア、マーガレット、サンパチェンスなどが咲き誇り、奥にはクロトンが多彩な葉を広げる。それぞれの植物は重ならないように配置され、奥まで目が届く。「家族や近所の人も見に来てくれるから、見栄えは気にしているさー」と話す。植物が大きくなってきたら場所を移動したり、地植えにしたりと、バランスを考えて配置。「移動させるのは大変だけど、家族の力も借りて、ようやく整ってきたね」と上原さん。
れんが積みの花壇や、砂利・タイル敷きの小道なども上原さんが手掛けた。庭に隣接する土間コンクリート部分も「黒くなるのが嫌だから、まめにブラシで磨いている」と話す、キレイ好きで働き者の上原さん。

花壇や小道なども手作りした。手前は低木、奥に行くほど高い木を配置し、植栽全体に目が届くようにしている

タイルも「色のバランスを考えて枚数を決めて購入し、自分で敷いた
そんなフォトジェニックな庭は、2026DIY]ライフ フォトコンテスト・ガーデニング部門に入賞。副賞の「メイクマン商品券がうれしかった。毎月のように買い物しているから」。
「これからも花を絶やさないよう、楽しみながら手入れしていきたい」と笑顔で話した。

庭内の小道は、あえてくねらせて奥行きを演出

玄関前にも「ウェルカムグリーン」が広がる
毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」自分でつくる庭
第2118号(2026年8月7日発行)より転載