資格取得の挑戦を後押し 面談を通じて信頼関係築く|ひと

総合資格学院沖縄校資格指導課の三沢陸さん・大城真人さん

総合資格学院沖縄校の1級建築士設計製図試験の合格率は11年間で153人、期間内の全合格者数に占める割合は54.4%と県内トップを誇る。資格指導課の三沢陸さん(28)と大城真人さん(23)は「受講生と同じ目標に向かって喜びを分かち合いたい」と力強く語った。

(写真左)おおしろ・まなと/2003年、うるま市出身。美里高校卒業。25年、総合資格学院沖縄校に入社。小・中・高と学生時代はバスケットボールに熱中。趣味はバスケ観戦と週末に飲み屋巡りをすること。今年のNAHAマラソンに出場予定。
(同右)みさわ・りく/1997年、長野県出身。名桜大学卒業。2025年、総合資格学院沖縄校に入社。元野球部。趣味は歌うことで、アメリカンビレッジ(北谷町)で路上ライブをしている。最近はゴルフに励んでいる。

入社の動機は?

三沢 最初の就職先は事務職でした。しかし、日々の業務をこなす中で、もっとコミュニケーションを大切にしたいと思い転職。服が好きだったこともあり、アパレル店員として3年ほど働きました。やりがいは感じていましたが、服の販売業は来店された方への対応が中心の受け身の営業です。自分から積極的にお客さまと関わり、長期的な関係を築ける仕事はないかと考えていたときに、現在の仕事を見つけました。実際に始めて、資格が人生に影響を与える大きさを実感しています。

大城 高校を卒業後、1年ほど県外でリゾートバイトをしながら過ごしました。沖縄に戻ってからは、経験を生かしてホテルの営業やクラブラウンジの接客を担当しました。お客さまが滞在する短い期間で顔を覚えてもらうことも多く、面白い仕事でしたね。それでも転職した理由は、もう少し人の人生に関われる仕事をしてみたいと思ったからです。総合資格学院は当時働いていたホテルを毎年利用していた縁もあったので、すぐに面接を受けました。

仕事で心掛けていることや、やりがいは?

三沢 資格を取得すると、昇進や転職、独立など、人生が広がるきっかけになります。ただ、社会人が仕事をしながら勉強を続けるのは簡単ではありません。だからこそ、なぜ資格を取りたいのか、取得後にどうなりたいのかを最初に整理することが大切だと思っています。目標がはっきりすれば、途中で苦しくなったときにも、もう一度前を向く力になります。

やりがいは、資格取得を諦めかけていた方が、面談を通して目標を見つめ直し、再び前を向いてくれたときです。挑戦するきっかけづくりに少しでも関われるのが喜びです。

大城 無理に入校を勧めないことです。入校を勧めることは、どうしても営業と取られてしまいますが、私たちの仕事は、その人にとって本当に必要な資格を一緒に考えることだと思っています。入校前は相談者の気持ちを大切にし、入校後は受講生と同じ目標に向かって伴走する。上からでも下からでもなく、対等な立場で関係を築くことを心掛けています。

その姿勢は、学生と関わる場面でも同じです。提携している専門学校での2級建築士の学内講座を始め、大学から工業高校まで資格ガイダンスに関わることもあります。学生にどうすれば資格や建築の魅力が伝わるかを考えるのも、この仕事のやりがいです。就職活動のサポートもしているので、学生の内定が決まったときは、自分のことのようにうれしいですね。

総合資格学院沖縄校の授業の様子(総合資格学院沖縄校提供)

今後の目標は?

三沢 まだ入社1年目で、昨年は引き継ぎ業務が中心でした。今年は自分が一から関わった受講生を合格まで支え、合格報告を聞くことが目標です。

大城 昨年は合格者数が思ったように伸びずに悔しい結果となってしまいました。今年こそは合格祝賀会で喜びを分かち合いたいです。

遠隔授業も開講 リアルタイムで質疑応答

オンライン授業のイメージ(総合資格学院提供)

総合資格学院沖縄校は、2025年からオンラインライブ教室を開始した。学校がある那覇市久茂地まで通学が難しい北部地域や離島の受講生でも、リアルタイムで授業を受けられ、その場での質問対応や宿題の提出も可能。定員は100人で、10月から開講予定。

三沢さんは「これまで移動にかかっていた時間を、そのまま勉強に充てることができます」と語った。問い合わせは、同校(電話 098-866-8311)。

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取材/伊波克朗
毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」ひと
第2112号(2026年6月26日発行)より転載