育て・支えられて創業50年 人間力で信頼に応える|ひと

有限会社とみや不動産 取締役常務の仲与根節子さん

賃貸管理から土地・建物の売買、コンサルティングまでを担う沖縄県宜野湾市のとみや不動産は2026年6月21日、創業50年を迎えた。取締役常務として屋台骨を支える仲与根節子さんは「育て支えてくださった皆さまに感謝。今後も人間力を養い、お客さまにベストな提案を目指します」と力を込める。

なかよね・せつこ/沖縄市出身。コザ高等学校卒業後、有限会社とみや不動産へ入社。外国人向け住宅の仲介に関わる。社会人学生として沖縄国際大学短期大学部二部商科卒業後、管理課長、管理部長をへて1995年から現職へ。売買物件の仕入れ・販売から不動産活用の相談・スタッフの育成までを手がける。宅地建物取引士、相続支援コンサルタント、相続診断士。趣味は料理。

創業50年を迎えて一言

「あっという間の50年」が正直な気持ち。これまで多くのオーナー様や入居者様、業者の皆さまから叱咤(しった)激励され、育てていただきました。今は亡き懐かしい方々のお顔も目に浮かび、感謝の念があふれてきます。

不動産賃貸管理業は人々の暮らしに必要不可欠との先見の明を持ち、28歳で起業した当社代表取締役社長の八木政徳、そして50年の歴史の中で共に喜び奮闘してくれた多くの元社員たち、現在在籍する社員たち全員の働きが今の社風に。その歴史の重みをかみしめています。

改めて感じていることは?

これからも本当の意味でお客さまや世の役に立つ会社でなければ生き残れないということ。

例えば「相続」一つとっても「将来、所有不動産が子の負担にならないか?」「相続対策をしたいけど何から始めたらいいか分からない」など相談内容はさまざま。当社は相続支援コンサルタント6人、宅建士8人が在籍し、不動産のプロとして課題を整理し応えていくだけでなく、必要に応じて専門家にもつなげています。その際、深い洞察力でお客さまの言葉の向こうにある思いをくみ取り、思いを形にしていくことが大切。それができずに終わってしまうこともありますが、何が足りなかったのかを掘り下げ社員と共有。共に学ぶ機会にしています。

求められるのは人間力。AIでは替えがきかない人間力を磨くことで信用・信頼を築くことができ、お客さまにとってベストな選択肢のご提案につながると考えています。

店舗前で社長(前列中央)を囲んで(とみや不動産提供)

自身は入社46年。働き続ける上で感じていることは?

人生何が幸いするか分からないということ。以前、家族の事情で休職しましたが、仕事から離れ客観的に自分自身を見つめ直す機会に。仕事が私の人生に社会で働く意義と意味を与え、成長させてくれたのだと感謝の思いが湧いてきました。

そうした経験から、母の介護が必要になった時も社内で私がロールモデルになればと働き続けることを宣言。ありがたいことに今も社長や社員に協力と支えの下、仕事を続けています。

人材不足の昨今、雇用の定着は企業にとって大きな課題。長く働くほどライフステージの変化が伴いますが、その人の能力を生かす環境が整えられれば、社員はキャリアをあきらめずにすみ、会社は経験豊富な人材を失わずに済みます。

お客さまの信頼に応え、不動産を通して人生の節目や喜びを共有させていただける瞬間がやりがい。できる限りこの仕事に携わっていきたいと思います。

優良従業員で表彰 仲与根さんら5人

前列左から時計回りに仲与根さん、金城拓也主任、八木寿美華室長、當山渡統括部長、我那覇正子係長(とみや不動産提供)

沖縄県宅地建物取引業協会は5月28日、沖縄ハーバービューホテルで定時総会を開催。永年勤続優良従業員表彰を行った。協会に加盟する事業所(不動産業者)で長年勤務し、社業の発展に貢献した従業員を対象に行われるもの。とみや不動産からは仲与根さん含め、5人が受賞した。

仲与根さんは「不動産業界に身を置く1人として、社会に貢献しお客さまに喜んでいただける仕事を目指します。どこかで見かけたらお気軽にお声掛けください。地域に根差し、皆さまに寄り添える街の不動産会社として頑張ります」と話した。

お問い合わせ

(有)とみや不動産 電話 098(892)1277

↓画像をクリックすると、「とみや不動産」のホームページに移動します


取材/徳正美
毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」ひと
第2111号(2026年6月19日発行)より転載