case21「不動産会社からオススメ情報をもらうコツ」|マンション売買そうだんfile|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

マネープラン

住宅ローン

2020年12月25日更新

case21「不動産会社からオススメ情報をもらうコツ」|マンション売買そうだんfile

文・友利真由美 (株)エレファントライフ代表
購入希望者からも情報提供
人気エリアでのマンション購入を希望しているのですが、不動産会社にどう声をかければ情報をいただけるようになりますか?

購入希望者からも情報提供

相談内容
人気エリアでのマンション購入を希望しているのですが、不動産会社にどう声をかければ情報をいただけるようになりますか?

年末を迎え、本格的に新居探しを始める方が増えています。人気のエリアは激しい争奪戦になるため、不動産会社から直接情報を得たいと声をかける方も多い。その中で効率よく情報をもらうためのコツをお伝えします。



「いいお部屋」は人それぞれ
「○○のエリアにいい部屋がでたら連絡してね!」はどの不動産会社さんも大抵言われまくっています。その度に「承知しました」と笑顔で対応しますが、正直これで連絡することはほとんどありません。

なぜなのでしょう。別にあなたを嫌っているわけではなく、あなたにとって「いいお部屋」とは何か、また資金計画などの予算が分からないから、何をおすすめしていいのか分からないだけなんです。

条件の優先順位を決める
まずはあなたの基本情報である「家族構成」「必要な部屋数」「必要な駐車場台数」「勤務先や進学先」「生活スタイル」などを伝える準備をしましょう。

それを踏まえた上でマンションに求める条件、例えば「立地」「広さ」「設備」「資産性」「間取り」「日当たり」「眺望」などに優先順位をつけていきましょう。この情報を提供しながら不動産会社に声をかけることで、不動産会社はあなたにとっていい物件とは何かを知ることができます。


資金計画を立てる
どんなにいい物件が見つかっても、住宅ローンなどの融資が通らず購入ができなければなんの意味もありません。無理なく返済できる額、そして借り入れができる額をしっかり確認し、現実的な予算を把握しましょう。

借り入れできる額を確認する方法として、インターネットによる住宅ローンの仮審査を申し込む方法があります。ここで借入希望額と借り入れする方の情報(勤務状況や収入など)を入力すると、数日以内には借り入れ可能かどうかの審査結果がわかります。(※実際は、購入するマンションの担保評価によって借入可能額は増減します)。

不動産会社に借入可能額と同時に自己資金の額も伝え、真剣に購入したいという気持ちを伝えましょう。そうすることで、購入可能なマンションを絞り込むことができ、紹介がスムーズになります。

不動産会社と仲良くなる
不動産会社の営業担当者は、日々たくさんのお客さまの対応をしています。その中であなたをしっかり覚えてもらって、あなたにとっていいマンションを紹介してもらうための一番の方法は「仲良くなること」です。

先述の情報提供はもちろん、しっかり笑顔で対応し、営業担当者にいい印象を残すことで、紹介してもらう率もアップします。人気エリアのマンション情報をいち早くゲットするためにも、あなたの情報を提供すること、営業担当者と仲良くなることの両方をぜひ心がけてください。


 友利の結論 
・ただ声をかけてもいい物件の紹介はない
・家族構成や条件の優先順位を決めて伝えよう
・借入可能額などの資金計画も伝えよう
・情報提供とともに営業担当と仲良くなるとさらにグッド!

ともり・まゆみ  (株)エレファントライフ代表。「沖縄マンション.jp」主宰。不動産専門ファイナンシャルプランナーとして不動産と相続の困ったを解決する日々を送る。 電話098・988・8247

これまでの「マンション売買そうだんfile」記事はこちらから。

毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1821号・2020年12月25日紙面から掲載

住宅ローン

タグから記事を探す

この連載の記事

この記事のキュレーター

スタッフ
週刊タイムス住宅新聞編集部

これまでに書いた記事:2122

沖縄の住宅、建築、住まいのことを発信します。

TOPへ戻る