建材ピックアップ〜番外編〜|おうちDEキャンプ|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

家づくりのこと

防災・防犯

2021年1月15日更新

建材ピックアップ〜番外編〜|おうちDEキャンプ

ステイホームの中、じわじわと注目を集めているのがおうちキャンプだ。ベランダやガレージなどでキャンプを楽しむこつや、アウトドア気分を盛り上げてくれるグッズを紹介する。

家族で「べランピング」

最近のキャンプグッズはカラフルなものも多い。写真左側のかわいらしいバッグはソフトクーラーボックス。テーブルの右端にあるのが段ボールの薫製器。組み立てやデコレーションも楽しめる




庭やベランダでアウトドア
 
休みの日に家でやっていること。例えば、ごろごろしたり、料理をしたり、本を読んだり。それを外でやってみる。「アウトドアとは、屋外で行う活動の総称。気負うことはないんです。室内でやるのとはまた違った感覚があります」と話すのは、アウトドアショップNEOSの徳里豪隼(ひでたか)マネージャー。

ベランダだって庭だっていい。「テントをはって、リビングのように過ごしてみてはいかがでしょう。秘密基地感があり、お子さんも喜ぶと思います」と提案する。

沖縄でのキャンプシーズンはまさに今。「11月ごろから3月ごろまでがベストです」という。この時期は冷たい北風さえしのげれば、少しの肌寒さも気持ちよい。

「本格的なキャンプをするなら防寒対策なども必要ですが、ベランダなどでやる『ベランピング』なら気軽に楽しめます」


初心者向きのグッズ

家にあるレジャーシートなどで楽しむのも良いが、アウトドア気分を盛り上げてくれる初心者向けのグッズを教えてもらった。「テントに関しては、まずはシェードがお手頃です。簡易的な造りで、縫い目の部分などは防水処理がされていない。本格的なキャンプには向かないけどベランピングには十分だと思います」。

また「アウトドアの醍醐味はたき火ですが、周辺環境を考えると難しい場合もある。そんなときはオイルランタンの火で、ムードを演出するという手もあります」

夜、電気を消してゆらゆら揺れる火を眺めているだけでも癒やされそう。

周辺環境への配慮は必要だが、外ならではの料理をするのもいい。「段ボールの薫製器なら、お子さんと一緒に組み立てやデコレーションも楽しめます。ガスバーナーでマシュマロを炙るのもおすすめ。家族皆が調理に参加できるメニューを楽しんでみてはいかがでしょうか」と話した。


キャンプグッズで欠かせないランタン。最近はLEDで暖色系のものが人気。①〜④と形はさまざまだが、すべてLED。④はつぶしてコンパクトにもできる​

 DATA 
アウトドアショップNEOS
浦添市牧港2−50−11
098・877・6122
http://www.outdoor-neos.com/

 

ガレージで一人時間満喫

燈人(ともしびと)でえりすぐりのソロキャンプグッズを集めた。軽くて小さいものが多い。意外にも人気なのが豆を挽くコーヒーミルで、その人気から燈人オリジナルのコーヒー豆も販売している



火起こし・豆挽き 手間を楽しむ

ここ数年、一人で行うソロキャンプを楽しむ人が急増している。バイク店内にあるキャンプグッズ店「燈人」は、ソロキャンパーに人気。ツーリングにも持って行ける一人用のコンパクトなアイテムや男前デザインのグッズがそろう。

同店の與那嶺康貴さんは「人に気を使わず一人時間に没頭できるのが魅力」と話す。

「僕は火を起こし、豆から挽いてコーヒーを入れたりする。ワンタッチで何でもできる時代に、あえて手間をかける。結構、ぜいたくな時間の使い方だと思います」

そんな一人時間を「ガレージで楽しむのはいかがでしょう」と與那嶺さん。車庫でさまざまな趣味を楽しむ“ガレージライフスタイル”を提案する。


あえて不便に挑戦

家の延長とも言える場所で非日常を味わうには、「ソロキャンプの魅力である『不便を楽しむ』のがポイント」。

換気の確保や隣近所に配慮した上で、火打ち石の機能を持つ「ファイヤスターター」で火を起こす。着火した火を一人用の小さなたき火台にくべ、ある程度まで大きくする。薪はナイフで小さくカットしておく。「マッチを使うのもいいけれど、自分で起こした火はすごくいとおしいし、大きくしていく過程も楽しい。ずっと見ていても飽きない」と與那嶺さん。直火だと地面がすすなどで汚れるので、たき火台を使うのがおすすめだ。「たき火台を使った方が空気が通り、火が長持ちします」

コーヒーを入れる際、湯はガスバーナーで沸かすにしても「豆から挽く」。ひんやりした空気の中、普段はしない作業に集中することで気持ちが切り替わる。「最近は、キャンプ場も予約でいっぱいと聞く。ならば、近場で楽しむのも良いと思います」と話した。


燈人にはソロキャンプグッズがそろう。ガレージなど小さな空間で使うのにも適している

 DATA 
燈人(ともしびと)
那覇市曙1−8−10(YSP那覇曙店内)
098・867・3359
www.ysp-nahaakebono.com

編集/東江菜穂
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1828号・2021年1月15日紙面から掲載

防災・防犯

タグから記事を探す

この連載の記事

この記事のキュレーター

スタッフ
東江菜穂

これまでに書いた記事:337

編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

TOPへ戻る