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2016年3月11日更新

37畳の道場を区分け|快適リフォーム[11]

築28年、鉄筋コンクリート造2階建ての実家の2階をリフォームし、夫婦で暮らすIさん(44)。37.8畳のヨガ道場を区分けして生まれた4LDKの住まいは、明るく開放的だ。

Iさん宅 築28年 スッキリ片付き掃除も楽


Iさんの住まいがある2階は以前、父親がヨガ道場を開いていたスペースで、37.8畳の板間に洋室、水回りがあった。Iさんは「しばらく使われておらず、どうにか生かせればとリフォームを決めました」と話す。

リフォームにあたり夫人は、「仕切りが少なく開放的な造り」を希望。広いリビングはLDKと、仕切り戸を開ければひと続きで使える洋室3部屋に変わった。白を基調にした柔らかな空間に、アンティーク風にリメークした棚やイスがなじむ。Iさんの手作りだ。夫人は「物をあまり置きたくないので収納は造り付けに。掃除もすごく楽なので、きれいな状態が保ちやすい」と笑う。


白を基調にブラウンを効かせたLDK。「ダイニングテーブルで過ごすことが多い」とIさん。右写真/玄関には、Iさんが趣味で楽しむサーフボードの収納庫(左手)もある


リフォーム前

広いヨガ道場。玄関の脇にはキッチン


LDKから、北側に続く洋室を見る。三つの洋室は、普段はすべてオープン=左写真。仕切り戸を閉めれば個室になる。手前の2部屋は将来、夫人の趣味の部屋として使う予定。


3部屋続きの洋室


リフォーム前

道場の壁には鏡


寝室と洗面脱衣室の収納は、親世帯が暮らす1階の玄関上部の吹き抜けにせり出す形で設けた。吹き抜けが1階の明かり取りになっていて、完全にふさぐことができなかったための工夫だ。「リフォーム会社の提案で、使い勝手もいい。親身に相談に乗ってくれてありがたかった」とIさん。



洗面脱衣室+浴室  左写真の右手前にある扉収納は、1階玄関上部の吹き抜けにせり出すように設けた。収納スペースを確保しながら、1階の親世帯への採光も妨げない工夫から生まれたアイデアだ


リフォーム前

吹き抜けになっている1階の玄関上部



長く住み続けるために外壁を塗り直し、ベランダと屋上には防水塗装も施した。「この家を建ててくれた両親に感謝。大事に住んでいきたい」と話した。






※リフォーム前の写真はすべて、丸善組提供

=本連載は終了


DATA
家族構成:夫婦
施工面積:91.79㎡(約28坪)
躯体構造:鉄筋コンクリート造ラーメン構造
築年数:28年
工 期:3カ月
設計・施工:㈱丸善組(電話=098・964・2608)
                     営業担当/山内友美
 

段差解消 広さも確保|快適リフォーム[10]
 



編 集/比嘉千賀子
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「快適リフォーム<11>」第1575号・2016年3月11日紙面から掲載






 

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比嘉千賀子

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編集者
住まいと暮らしの情報紙「タイムス住宅新聞」元担当記者。猫好き、ロック好きな1児の母。「住まいから笑顔とHAPPYを広げたい!」主婦&母親としての視点を大切にしながら、沖縄での快適な住まいづくり、楽しい暮らしをサポートする情報を取材・発信しています。

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